もくもくプロダクトマネジメント( @Nunerm )

プロダクトマネジメント・エンジニアリングマネジメントなどについて黙々と

Roppongi Product Manager Meetup #5

プロダクトマネージャーのイベントに参加してきました!

POStudyやpmconfなどのコミュニティのイベントは何度か参加したことはありましたが、このコミュニティは初めて。

 

 


1.「インタラクション設計/開発を兼務したプロダクトマネジメント」 by 冨樫さん(AWA株式会社)

 

冨樫さんはアプリエンジニア→デザイナー→プロダクトマネージャーという経歴から、「インタララクション設計とプロダクトマネジメント併用することによるメリット」を話していただきました。

 

結論から言うと

 

「サービスの本質を捉えた一貫性のあるプロダクトデザインができる」

 

とのこと。

つまりプロダクトマネジメントにおいてサービスやプロダクトの本質(解決すべきジョブ)を見極めて、インタラクション設計にてそれを具現化する。しっかり本質がわかっているので、機能ごとにブレることなく一貫性を保てる。

というわけですね。

 

AWAの例でいうと、AWAの本質は「音楽を聴くこと」。それを阻害しないように各機能が設計されています。例えばローディング中のあの「ぐるぐる」。あれが出るとユーザは直感的に「あ、今使えないんだ」と感じてしまいますが、実際はその間も音楽は聴けるので「ぐるぐる」を排除したとのこと。ここまで徹底しているんですね。

 

また興味深かったのが、機能のリリースサイクル。UXをかなり重視しているので、てっきり短いサイクルでリリースをしてアジャイル的にトライアンドエラーをしているのかと思ったら、そうでもないみたいです。

どちらかというと「解決すべきジョブ」をしっかり考え抜いて、モックを作って何度も検証をしてからリリースをし、リリース後はログデータなどで効果を測定しながら微修正する程度だそうです。「ABテストのようなわかりやすい定量データに甘えない」とのこと。

 

あ、先日書いた記事のTEDとか「ジョブ理論」と同じこと言ってる。

 

まさに今読んでる「ジョブ理論」とバッチリ一致したので、ものすごく腹落ちしました。やっぱジョブは大事だなー。

 

そしてもっとデザインについての知見を深めようと思いました。完全に「なんとなく」理解している領域なので。まずはSketch使えるようになろう。


2.プロダクトマネジメントパラダイム」 by 大日田さん(株式会社ニューズピックス )

 
NewsPicksヘビーユーザとしては楽しみなトーク
 
こちらではプロダクトマネージャーを目指す者なら必ず一度は考えたであろう、
 
「プロダクトマネージャーって何だ?」
 
という疑問に対する解を提示していただきました。
 
よくプロダクトマネージャーは「ミニCEO」だの「プロフェッショナル間のハブ」だの「プロジェクトマネージャやUXデザイナーと何が違うの?」みたいな言われ方をしますが、それに対する大日田さんなりの解です。
 

 まさにそう思います。すごいっす。

 
 
大日田さんの解は「プロダクト開発のためのパラダイムを作る人」だそうです。つまり「プロダクトを作る上での規範を作る」ことがミッションだとのこと。
これは納得ですね。個人的には「戦略やビジョンなど様々な要素を組み合わせて、ユーザのジョブを解決するプロダクトを作る」という考え方だったので、それを「パラダイムを作る」というワードに集約していただきました。
 
この考え方、パクらせていただきます笑
 
 
 プレゼン中にこの記事を紹介されていたので、あとでじっくり読みます。

 <追記>

スライドが公開されました。

 

というわけで刺激的なイベントでした。嫁へのホワイトデーのケーキの保冷剤が心配だったので懇親会には参加できませんでしたが、有意義な時間を過ごせました。

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